2016年2月18日木曜日

ボストン大学方式などと言われていたが…

 90年代に学園都市、ボストンで1つの問題が起きていました。
 有名私立大学は、広告塔として世界的に有名教授が数人いるけれど、それを目当てに高い授業料を支払って入学してきた学生のほとんどが、実際にはあまり教育経験のない非常勤の講師の授業ばかりを受けさせられ、勉強にならない、というものでした。

 中国人留学生だったか、それはボストン大学方式という名のビジネスモデルだと言っていました(本当にそんな名前で通っているのかは不明)。結局、アジアの学生は大学の名前目当てで有名私立大学を志望する、けれど、本当に勉強したいのなら、自分に合った小規模大学に行くべきというムーブメントが広がっていました。
 一方、小規模、中規模大学は有名教授はいないけど、個別に質の高い教育を実施するという戦略を打ち立ててきました。

 同じ時期、90年代から2000年代にかけて、日本ではマスプロ教育を行っていた大手受験予備校が疑問視され、個別指導の学習塾が立ち上がってきました。
 
 そして、10年超を経過して、日本の私立大学(文系)は今、同じような岐路にあるように見えます。
レジャーランド化させるのか、本当に1人1人へ確かな教育を行うのか?!