橋本忍先生によれば、黒沢明監督はよく「武士」とは何かについて考えていたそうです。それは、映画「七人の侍」の中でいくつかの結論を見出しています。
Q:武士とは?
A:百姓は大地に咲く花、武士は「鉢」の花
鉢花なので、どこにでも配置転換させられてしまう。しかも、まったく知らない土地に来て戦わなければならない。大地に咲く花が最後に勝つ。
Q:武士のリクルート
A:作法で一瞬で決まる。失業(野党化)した場合の価値はゼロむしろ害。
Q:リクルートで求められる人材
A:7種類の人材を選ぶ。それは人間像でもある。
映画から推測:機動部隊、総務、労務、財務、人事、研究、育成枠など。
Q:要塞化と戦術
A:一か所、弱点を設定し、敵が攻めてくる場所をこちらが用意する。