2018年3月16日金曜日

官僚の文書の書き換え問題と紙文化の終焉の暗示

 現在の10代、20代のスマホ・電子商取引の世代の人は、電子取引やSNS、掲示板のような電子ファイルには必ず本人が確認できる痕跡や修正の履歴が残ることを知っているので、不正なことはできないと思っている人が多いはずです。

 逆に、年齢が高いほど、電子取引の経験が薄く、紙文化&縦割り文化(これらは表裏一体)の中で仕事をしてきているはずなので、可能な不正ができるのであればそれを実行してしまう可能性があるだろうし、記述に関しての問題意識も低いはずです。(電子上では履歴が残るのでいずれはバレることになりますが)
 紙文化世代の人たちは、多少のことはごまかせる、名無しだとバレないし誰がやったのか特定できないはずだ、と感じている人もそれなりに多いことがうかがえます。

 今回のZ省の問題は、こうした世代交代の論点とも言えます。(今回は、特に隠し立てするような内容ではなく、大きな問題ではないですが)
 つまり、それだけで実行者の年齢もバレるということでもあります。(日本古来からある「封建」は縦割り社会ではなく、現在の縦割りのシステムは昭和の負の遺産)


 このサイトに問い合わせしてくる受験生はほぼ全員が本名でメールを送ってくれます。それはたいへん誇りに感じています。国家の大業を担う人材はそうでなくてはなりませんね。