公務員試験ほど、10年前、20年前、30年前との様子が変わった試験はありません。
多くの受験生が高い意識と志を持っているので、憲法や経済学などは平気で満点を狙ってくる人も多いし、数的処理を中心とした教養科目もおおよそ得点戦略が備わっていると思います。人物試験対策も充実させているので採用まではかなりの接戦になっているはずです。
大学文系は30年前に埋没し、予備校は20年前に固まり、出版社やマスコミは10年前から進化できなくなったようです。
しかし、学生だけがびっくりするほど前進しています。
どうして情報を伝える側と受け取る側に差が出来てしまったのか?
1つは現在の10代、20代が気かつかない間に国際競争にさらされていることです。もちろん、官僚も役所職員も会社員も国際競争にさらされています。国際競争にさらされていないのは大学文系(教員)と予備校(経営者・講師)と出版社(マスコミ)だったのです。