2016年6月21日火曜日

公務員受験指導校(予備校)という存在

 TACや大原のように総合的な資格系の予備校以外に、公務員試験に特化した受験指導校も探してみるとたくさんあることに気が付くでしょう。
 大学内に設置されている講座も含めると相当な数になるはずです。もちろん、すべてがホワイトとは限らず、ブラックなところもあるかもしれません。
 大阪などの特徴のある試験に向けた講義を実施し、地元の意識の高い講座はおもしろいはずです。

 実は、マネジメントの側面から見るとこの公務員受験指導校というものは、非常に特殊な形態を持っていると思われます。それは、どんなマイナーで名前が知られていない予備校でも何故か一定の学生が集まると特徴を持っているからです。

 これは学習塾と同じように、大手は実績重視なので受かるべき受講生を確実に受からせ、個人経営のところは補習塾のような感じになるでしょう。どちらも需要はあります。
 

 現在の受験生は、スマホで鍛えられているので、ステマなどの怪しい情報に騙されないし、課金勢力にも屈しないはずです。そして、合否は、いつどの段階で、「結局は自分でやらなくてはならない」ということに気が付くかにかかっています。


 また、何の職歴もないフリーターみたいな人が講師を行っているところも従来からありました。
こういう人が「先生」と呼ばれるような教育者になろうとするのは、他人を見下すことを前提としないと何もできないからで、そういった人に関わると大きくな時間とお金を失うことになります(大学の教員でもそういう人がいますよね)。
 必ず講師は、サービス業として従事していることを自覚している社会人であるかどうかを確認してから教わることが望ましいです。
 講師の年齢層が高く強い政治思想や経営者崇拝の予備校もあり、そういうところにはそういう学生が集まります。THE80年代って感じがします。組織で仕事をしたことがない講師は独善的で自己中の人が多く、出所がわからない情報に汚染されている可能性もあります。

 今後はさらに既卒受験者が多くなると思うので、予備校利用の人も独学組、仕事をしながら組も十分な準備が必要です。