2016年8月1日月曜日

地上波の時代の終焉

 昨今、私立大学が集客目的で、地上波で登場するような有名人を教員に招いたところ、ほとんど学生から見向きもされず、その講座が失敗に終わるという話を聞きます。
 逆に地上波で登場する有名人は知識人ではなく、KY系であったり、単に見た目がおもしろかったりなどネガティブに見られ、現代の情報社会で育った学生には効果がないことに気が付くでしょう。
 実際に操作された人気やステマは日本くらいの精度が高い閲覧者にはほとんど通用しません。

 いかにテレビの世界が放送免許に守られ、競争や淘汰、世代交代が行われないまま、昭和時代の負の遺産を継承した経営を行っているのかが見えてきます。

 10年前なら、テレビで登場するような有名人なら当然に選挙でも強かったのですが、直近の選挙を見てもわかるように、SNSでの活動がそのまま結果に表れる様になりました。これはアメリカのトランプ氏を見てもわかります。

 ただSNSといっても、サイトの設計から、参加者、まとめ、コミュニティまですべて匿名のヤラセでおこなっているところもあり、そういう人は最後まで信用されないで終わるはずです。つまり、活動するのなら、自分の名前で責任をもって実施していることが肝心ですね。