味覚というものは、食べ続けることによって変化し、その食べ物によって体が形成されていきます。
30年間前、日本はほとんど国内製品ですべてをまかなっていたのですが、バブル崩壊後、価格が安いかどうかという価格志向の戦略によって、それが輸入品でも無関係に消費するようになりました。
価格志向によって、それまで商品販売をリードしていた広告代理店のビジネスモデルが陳腐化し、とにかく検索の上位に表示されることに資源を向けられるようにもなったのです。
そして、自由貿易を促進するような政策。
しかし、同時に、お客様を騙すような商品も多く誕生したり、ブームをねつ造するなど、人為的な政策通りにはなかなか進まないことも露呈したと思われます。
日本は世界的にも良質の製品を見極める力があり、このモノを見る力、モノを使う能力などはモノをつくる技術と同時に、次の時代に伝えなければならないことですね。