2016年4月14日木曜日

競合相手とともに発展するという考え方

 私は常に競合他社から攻撃を受け、過去に掲示板などを閉鎖に追いやられていますが、競合相手を潰せばその人が発展するというわけではないと思われます。逆に、他人を攻撃をすると必ずそれは自分に返ってくるはずです。

 もし、利益が出るようであれば、それを次の世代のためだとか、社会のために使おうとするはずですが、パナマ文書が問題になるように、現代の一部の人はそれを隠そうとしてしまうようです。

 以前、本が売れ、予備校が流行っていた時代は、たしかに若年層が多かったという理由もありますが、実はそれ以前にその市場の参加者を増やそうと努力した、という大きな前提があったのです(もうその記憶がある世代がいなくなった?)。自己の利益だけを考えて市場を狭めるよりも、競合企業とともに協力し合ってでもまず市場を拡大させる方が望ましいはずです。

 最近では、スマホゲームを通じて、生きた市場を見た若年需要者も多いでしょう。ダウンロード数が伸び、市場が活性化しているときは課金よりもスマホゲームそのものの攻略法が話題になりましたが、1社でも課金勢力が強まり、社会のために役立てようとしなければ、そのゲームばかりか市場全体を縮小させることになります。そして、潰し合いは何も産み出しません。
 
 外国人観光客は、日本では貧富に関係なく、みんな笑顔でワイワイ楽しく騒いでいるのがうらやましいと口をそろえて言います。これが日本文化の源流であり後世に伝えていくものです。匿名で他人をバッシングするのは日本の文化ではありません。そういう流れはやがて消えていくはずです。