2016年4月15日金曜日

大学の講義は、社会で役に立つのか?

 大学の講義をいくらたくさん聞いても、ほとんどが社会に出てから役にたたないけれど、講義を聞いて、それをきっかけに自分で勉強してみようと思ったのなら、その講義は成功と言えます。
 大学とは、そのメインは図書館であって、教員はその図書館の案内役に過ぎないからです。


 CNNでも問題として取り上げられましたが、多くの学生は高給のGoogleやAppleで仕事ができるような高い水準の技術を学びたいのに、その高い技術を教える教員が大学・教育現場にいないというものです。
 
 しかし、もっと論点になるのは、ここに登場していた学生は、その高い技術はどのように誕生するのかを把握していないということです。
 高い技術、優れた技術というものは、基本的なことを繰り返し、繰り返し、何度も行うことによって、ようやく産まれてくるものです。そのため、もし大学が高い報酬を出して優秀な技術者を講師で招いても、たぶんその講師は、基本的なことを繰り返しやれ!もっとも単純な形に整理しろ!としか言わないはずです。
 そして、それはまたクレームになるはずですね。